働く場所にとらわれないワークスタイルを作る挑戦

2018年09月14日

シッピーノ(株) 代表取締役 田渕 健悟

 

 

SHIPPInno(シッピーノ)というサービスをご存知でしょうか?「受注管理業務」「発送管理業務」を完全に自動化する という他に類を見ないサービスとしてEC業界に一石を投じ、開始後約3年にして700社以上のECショップに導入されているサービスです。SHONAN WORKER HISTORYvol.10では、茅ヶ崎に本社を構えるシッピーノ株式会社代表取締役の田渕健悟氏に、湘南でのワークスタイルそしてシッピーノに込められた想いを伺いました。


 

−田渕社長のキャリアを教えてください。

 

もともと独立志向が高かった事もあり、新卒で伸びしろのあるIT業界に入社しSEとしてキャリアをスタートしました。同期が200人位いる大きな会社だったので金融システムなど100人規模の案件が多かった中、独立をイメージして小規模の案件に配属希望して一人で任される幅が広い仕事をやっていましたね。2年半ほど経った時に同期が同じタイミングで独立を考えていたので、退職し一緒に会社を立ち上げました。

 

−独立志向が強かったのは何故でしょうか?

 

学生時代に中・高・大繋がっている私立の一貫校に通っていたのですが、大学に進学したタイミングで車の免許を取り始めると、みんな高級車に乗ってくるんです(笑)私の実家はそこまで裕福な家庭だったわけではないので、アルバイトで稼いだお金をかき集めてオンボロの中古車を乗るのがやっと。ここで感じたギャップは「独立して成功するぞ」というモチベーションに繋がったかもしれません(笑)

あとは、昔から新しいものを作ることが好きだったんです。写メール機能が初めて搭載された携帯が販売された時、写真付きの出会い系サイトを作って運用したり(笑)

 

 

−根っからの仕掛け人なんですね(笑)初めて立ち上げた会社ではどの様なサービスを展開していたのですか?

 

ブロガーが集まるコミュニティサイトのプロモーションや広告といった事業を基盤にスタートしました。今でこそ当たり前にあるコンテンツですが、当時はブロガーが流行り始めたばかりの時期だったので、ブロガーの発信力を使っていくプロモーションというコンテンツを始めたのは早かったですね。その後、会社を抜けて個人事業主としての活動を経て新たに立ち上げた会社でシッピーノをスタートしました。

 

−せっかく立ち上げた会社を退職されたのは何故?

 

一緒に立ち上げた前職の同期が代表になり、私が取締役という立場で、代表がセールス、私がマーケットとシステム周りという役割分担だったんですが、セールスに携わっているからなのか代表の方が日々成長しているなと感じていて、これを毎日積み重ねていくと差が出るなと感じたんです。「このままだと差が開く一方。自分でやらないと成長しない」と思って、立ち上げから3年ほど経った時に退職しました。


 

−思い切った決断でしたね。

 

そのあと個人事業主としてWEBコンサル、システム構築、サイト作成、広告のマーケティングなどWEB全般の仕事を2年ほどやりました。案件は取れていたので収入面は全く問題なかったですし、時間も取れるのでサーフィンにも行けて、子供との時間も取れていたので充実したライフスタイルを送れていました。昼間からビールも飲めましたし(笑)でも、その生活に何か物足りなさを感じて。

 

−目指すべきライフスタイルを手に入れたのに、どんな物足りなさを感じたのでしょう?

 

一人が寂しかったというのがありますね(笑)それに、自分一人でやれてしまう"ゆるさ"もあったので、このまま1020年やり続けたら自分の成長はないなと思ったんです。その中で、"僕のようなワークスタイルを送れる人が増えていく会社を作る"イメージは湧くなと思って、法人化しました。


 

 

−シッピーノという社名の由来を教えて頂けますか?

 

シッピーノは弊社が展開するサービス名で、shipping(出荷、発送)+innovation(イノベーション)という造語でして、商品発送にイノベーションを起こすサービスです。もともとウェブサービスの受託会社で別の名称だったのですが、シッピーノがある程度形になり始めた頃に受託業務は一切辞めようと決意し、その意思表示も踏まえて社名をシッピーノに変更しました。




 

−シッピーノ株式会社は「働く場所にとらわれないワークスタイルを作る」というフィロソフィーを掲げていますが、これも田渕社長の経験から生まれたものなのでしょうか。

 

学生時代からサーフィンをやっているのですが、2000年にバリ島に1ヶ月くらいサーフトリップに行った時、現地でリモートの形態でウェブの仕事をしている日本人と出会ったんです。やっている仕事はホームページ制作などそこまで難しい事では無いのですが、日本の会社から受けた仕事をバリ島の大自然の中でこなすスタイルを見て「こういう働き方があるのか」と衝撃を受けました。当時バリ島の物価は日本の1/5とかだったと思うので、物価の面もそうですし、サーフィンがいつでもできる自由なライフスタイルを送っているのを目の当たりにした事が、私のワークスタイルや今の会社の理念に繋がっています。


 

−シッピーノを導入されているお客様は700社まで伸びていると拝見しました。どの様な背景で生まれたサービスなのですか?

 

アイデアとしては受託開発時のクライアントの要望から始まっています。「どこに頼んでも出来るわけが無いと断られるのだけど、作れないか?」と言われて、出来る見込みがあったわけではないのに「出来ます」と言ってしまい(笑)そこから試行錯誤して何とか形になったのが、シッピーノの原型です。

 

 

−ブレイクスルーするタイミングはどこにあったのですか?

 

緩やかな曲線を描きながら700社まできているのですが、ブレイクスルーはしていなく、まだまだこれからだという認識です。月に数十社と増えているところを100,200社単位で伸ばせる様に試行錯誤をしているところですね。

 

−今後の5-10年のビジョンを教えてください。

 

バリューを生み出し続ける"いい環境”をいかに作るかがテーマですね。環境というのはこういう場所(オーシャンビューのオフィス)というのも一つですし、事業の領域も当てはまります。自分たちが成長するためにはいい事業をやらなければいけないですし、そのために働く人間が高いバリューを発揮し続けるような環境を作り続ける会社でありたいとは思っています。ビジョンというかテーマに近いですね。

 

−とても共感できます。家から近い、海が見えるというハード面を追い求めるだけではダメだという事ですね。

 

自宅から近くて海が見える環境で働くというスタイルが良いなと思ってもらえるだけじゃなくて、そういう環境で働き尚且つ都内の会社に負けないバリューを生み出し続けるチームを作っていくという両軸をしっかり確立する事が大切だと考えていて、それを実現できれば、そういう環境で働く人生を歩んでみたいと思える人が増えると思っています。「世の中に大きなインパクトを生み出す」というのが根元ではなく、「IPOを目指す」のでもなく「人が成長し続けられる環境作り」をシッピーノを通じて実践していきたいと思っています。






[会社名]
シッピーノ株式会社

[住所]
神奈川県茅ヶ崎市中海岸4丁目12986番52 サザンビーチヒルズ5F

[サービス]
EC出荷業務完全自動化システム「シッピーノ」
https://www.shippinno.net

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