【vol.4】不動産を通じて地域で一番必要とされる会社を目指す(前編)

2017年11月09日


株式会社COCO-HOUSE 
代表 西本 学央

 

中古物件を中心に不動産業を展開するCOCO-HOUSE。「ココ(COCO)から始まる」社名を表現するかのごとく、鎌倉を代表する商店街の一つ「御成通り」の入り口にオフィスを構える。大正14年の建物をリノベーションした店舗に入ると、社長・社員の心地よい笑顔が迎えてくれる。全てにおいて味わい深いCOCO-HOUSEを深く知りたいと思い、代表とトップセールスマンに話を聞いてみた。(代表:西本学央編)




 

 

ー不動産の仕事をしようと思ったきっかけを教えてください。

 

大学卒業後、社会で自分がどれだけやれるのか試してみたいという気持ちがありました。自分の力を試すのに一番手っ取り早いのは営業だと思い、金融業界に就職したのがきっかけです。そこのトップ営業マンが不動産業界出身で、感化されて、金融業界である程度手応えを感じた後、不動産業界に転職しました。転職した会社がフルコミッション制だったので、鍛えられましたね。COCO-HOUSEを創業した当初、入金がなかった時期も大丈夫だと思えていたのは、この時の経験があったからこそです。

 

ー紹介で広がっていったCOCO-HOUSE

 

葉山にある自宅のベランダに屋根をつけて、四畳半のスペースでCOCO-HOUSEを始めました。地元ではなかったので、知り合いもゼロ・人脈もゼロからのスタート。人脈作りのため、地元の消防団や商工会議所青年部に所属して、地域の為になることから地道に始めていったのですが、その中でも司法書士の方にすごく助けられました。不動産の相談事が来た場合は私を紹介してくれて、そこから仕事につながって。今振り返るとその紹介がなかったら食べていけなかったと思います。紹介してくれたお客様は地元の方だったので、そこから親戚や友人を紹介してくれて、少しずつが広がっていきました。

 

 

 

ー中古物件にこだわっている理由を教えてください。

 

不動産仲介業は新築の方が売上が立てやすいので、新築建売りをメインにする会社が多くあります。そんな中大手さんと同じことをやっていてもかなわないと思ったので、中古物件のみで勝負しようと決めていました。当時お金がなかったので中古で買った自宅の内装リフォームを自分で始めたんです。自分で作ると愛着湧くんですよね。「これだよ!」と思って、中古物件のセルフビルドを全面的に打ち出しました。そうすると地元の職人さんにも仕事を紹介できるし、いい循環が生まれていったんです。今となってはリノベーションという言葉が当たり前になり、中古物件の良さも認知されていますが当時は誰もやりたがらない分野だったので、そこに特化できたのがポイントだったのかもしれません。

 

ー 戦略的に考えられていたんですね。

 

もちろんそれもありますが、「好きだからできた」というのが大きかったと思います。それに、職人さんを紹介できたというのも大きかった。職人さんは工務店の下請けになっているケースが多いので、じかにお客様と仕事する機会が少ないんですよね。僕は直接紹介するので、喜んでくれるんです。お客様と直接仕事をする事で職人のスキルアップにも繋がります。当時仕事を紹介していた職人さんが工務店の社長になり遠いところに行っちゃいましたね(笑)

 

ただ、ニッチ産業で伸びていったCOCO-HOUSEも今は転換期だと考えています。同じ地域で新しい会社さんが増えてきたり、弊社の社員が増えていく中で、新しい事業も色々考えています。「社員の面白いを最大限に引き出す」というミッションを掲げているので、みんなのやりたい事をどんどん実践していきたいですね。

 

 

 

ー「都心」ではなく「地域」にこだわる理由はなんですか?

 

横浜でも働いていたんですが馴染めなかったんですよね。落ち着かないんです。都内にいても、数時間で「もうだめ」となってしまいます(笑)自然や人との距離感が好きなんです。奥さんは都内の人だったので説得するのに3年かかったんですが、葉山に引っ越ししました。今では、この生活をとても気に入ってくれています。

 

 

 

 

 

ー 創業されてから順調に社員が増えていますが、拡大していくおつもりなんですか?

 

そういうつもりは全くなかったんです(笑)忙しくなってきて手が回らなくなって、スタッフが「人を入れるしかないですよ」って言うもんだから。(笑)一人で始めたときは、物件を見に行く時は家族4人で車に乗って撮影しに行き、そのまま海で遊ぶと、これぞ家族経営でした(笑)。家族で暮らせる分だけ働いて行けばいいと思っていたので、ある意味楽でした。ただ、ありがたいことにお客様が増えてきた事で、しっかり対応できる環境を整えていく中で自然と今の規模になりました。

 

ー 社員の方の声を積極的に取り入れているんですね。

 

できるだけコミュニケーションを取るようにしています。と、言うのもCOCO-HOUSEを始める前に、兄と不動産の会社をやっていたんですが、その時私の自己中心的な言動がきっかけで喧嘩別れしてしまったんです。その時の教訓が大きくて、今ではスタッフの声に出来る限り耳を傾けようと。私自陣も、普段から悩みや不安も共有しています。「社長は一人、孤独」という考えもあるけど、「やばいな、どうしようかな」と、悩みや不安をさらけ出す事で会社のことを真剣に考えてくれる。それが社員や会社の成長に繋がるのではないかと思うんです。それがようやく最近できるようになりました。

 

 

 

 

ー とても風通しの良い職場ですよね。いい意味で社員が西本さんの事を社長扱いしていないと言う雰囲気が伝わってきます。

 

居酒屋行っても、注文や席順など全く気を使わないですからね(笑)

 

ー 働き方も自由だと伺いました。

 

仕事中でもランニングやサーフィン、筋トレなどを自由に取り入れていいというスタンスを取っています。私も仕事中筋トレしにスポーツクラブに行きますし、スタッフも2階で筋トレしたり、ランニングをしたりします。成績が落ちている時には気分転換が必要ですし、メリハリをつける事が仕事のパフォーマンスに繋がります。

 

 

 

 

 

ー 面接の際に応募者の何を見ていますか?

 

一番は「素直さ」です。年配の方でしたら「1から始めたい」という意欲がある人。といいながら、直感です(笑)この人(応募者)からモノを買いたいと思えるかどうかを直感で判断します。それと、ココハウスが好きだから入りたいという人を採用したいですね。

  

 

ー今後はどんなことをしていきたいですか?

 

COCO-HOUSEで働いているスタッフの独立支援をしたいと思っています。「机を並べる」のではなくて、「お店を並べる」ような関係性を築いていきたい。将来帽子屋さんになりたいと言っているスタッフもいるので、そういう想いを応援したいと思っています。根底にあるのは「地域に一番必要とされる会社を目指す」というビジョン。そのために、お客様や事業者様、スタッフの声に耳を傾け、誰もやりたがらないことでも、地域のためになることを担っていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

後編へと続く


株式会社COCO-HOUSE
本社 :〒248-0012神奈川県鎌倉市御成町11-7
葉山店:〒240-0113神奈川県三浦郡葉山町長柄1583-17 葉山ステーション内

https://www.coco-h.com

ココハウスへの転職相談はこちらから